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大河ドラマ『西郷どん』のルーツ、島津のくに [日々雑録]

とうふのかど
どういうわけか、子供の頃から桜島が大好きで、
桜島の写真や映像を見るだけで、元気がみなぎる僕にとっては、
鹿児島を舞台にした物語や鹿児島ゆかりの人物の物語は、格別の興味があります。
今年の大河ドラマ『西郷どん』も、鹿児島の匂いがムンムンしています。

鹿児島を訪れるとよく分かるのですが、一にも二にも感じることは「地域性」です。
もちろん、日本のどの地域にもそれぞれの地域性がありますが、
日本語圏ではあるものの、どうも日本ではないような異国性を感じる鹿児島。
そして、その中心に「ボス」のように鎮座しているのが桜島です。
かつて『島津の疾風』という舞台作品で
関ケ原合戦の島津勢の戦いぶりを描いたことがあるのですが、
この時も一番強く思ったことが、登場人物たちが生まれ育った
鹿児島という土地への興味でした。
この土地で育った人たちが持つ特有の人生哲学を感じ、
2013年の再演にあたっては、その匂いを求めて鹿児島県内・県外を歩き回りました。
大河ドラマ『西郷どん』でも、その匂いが画面から溢れ出ているのが、
とても嬉しく、とてもわくわくします。
おもしろいドラマには、印象的な出来事も、個性的なキャラクターも不可欠ですが、
特に歴史モノのドラマで一番地味で一番重要だと思うのは、
人物たちが育ったバックボーンを感じられるかどうかだと思います。
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西郷さんたち鹿児島人の精神的土壌として、最も大きな影響を与えた存在が、
700年にわたり殿様として鹿児島に君臨し続けた「島津氏」の存在ではないでしょうか。
200年以上の平和を保った徳川政権の時代にあっても、
戦国時代の気風を持ち続けた幕末の薩摩の物語を見ていると、
彼らの背景に関ケ原合戦時の島津勢の姿が重なって見えてきます。

『島津の疾風』再演で製作したシナリオ&ガイドブックでは、
上演台本のほか、鹿児島県内外の島津氏ゆかりのスポット、
鹿児島の魅力が溢れるスポットを多数紹介したガイドも付いていて、
島津家の歴史を肌で感じるまちめぐりにオススメの書です。
大手の旅雑誌には絶対に載っていないマニアックな歴史スポットが目白押しです。

とうふのかど
▲『島津の疾風シナリオ&ガイドブック(桜島ver.)』 2,570円/A5サイズ/カラー138頁


劇団ホームページのグッズショップでも販売していますが、
大河ドラマ劇中にもしばしば登場する島津家別邸「仙巌園」の、
尚古集成館ミュージアムショップでも販売していますので、ぜひご覧ください!
魅力いっぱいの鹿児島をもっともっと好きになってもらえると思います!!
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鉄道トークイベントに出演します [日々雑録]

どこからどう見ても壇上にあがるキャラクターではないのですが、
今月末、南青山で開催される鉄道トークイベントにゲスト出演することになりました。
テレビでもおなじみママ鉄のパイオニア豊岡真澄さん、
以前からシアターキューブリックを応援してくださっている鉄道フォトライターの栗原景さん、
そしてローカル鉄道演劇には欠かせないミュージシャン・オオゼキタクさん、
このお三方が主催する「恋する!たび鉄部」のトークイベントです。
壇上が苦手、明るい照明が苦手、人に見られるのが苦手、人に話すのが苦手、
という、到底舞台上には上がってはならない性質の緑川ですが、
2018年の全精力を投入して臨みたいと思っております(笑)
ご一緒する出演者の皆さんの鉄道歴に比べれば、
バラスト一つくらいの知識と経験しかありませんが、
皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごしたいと思います!

皆さんのお越しをお待ちしております!


『新春!たび鉄部2018新年初旅SP』
1月28日(日)16:30 open / 17:00 start
月見ル君想フ(東京都港区南青山4-9-1 B1)

出演:
豊岡真澄(ママ鉄)
栗原景(鉄道フォトライター)
オオゼキタク(シンガーソングライター)

ゲスト:
遠藤真人(鉄道写真家)/河野虎太郎(放送作家)/
緑川憲仁(シアターキューブリック代表)

1部:たび鉄初旅!実践編&タク歌
2部:話題の鉄道ゲーム徹底攻略
3部:ゲストを招いて新年会トーク
※終演後に懇親会有り(別途¥1500飲み放題)

料金:前売¥2500 (+2D¥1200) / 当日¥2800 (+2D¥1200)

【チケット取り扱い】
チケット予約サイトTIGETにて予約受付中
https://tiget.net/events/21519

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Return to the Roots [日々雑録]

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旅と演劇のコラボレーション公演、ローカル鉄道演劇。
今ではシアターキューブリックの活動の柱のひとつです。
初めてこの公演を行なってから今年でちょうど10周年、
節目となる今年、僕らはそのルーツの地・千葉県銚子に還ります。

劇団を結成してから7~8年が経った2008年ごろは、
若さの勢いだけでやっていた20代が終わり、
自分たちが演劇活動を続ける意味について考えるようになっていました。
この時代に演劇作品を発信する意義はいったい何だ??
僕らは、自分たちが暮らしやすい「演劇村」のような場所に閉じこもってはいないか??
そもそも、どうして僕らは演劇作品を創ろうとしているんだ??
劇団を創った頃は、考えもしなかったようなことを考えるようになっていました。
そうしたジレンマが行き着いた先、それがローカル鉄道演劇でした。


走行する列車で上演するこの公演は、
劇場での公演と違い、稽古場で積み上げた表現がそのまま再現できません。
「うっかり一般のお客さんが乗ってくる」
「併結している一般車両でのお客の乗り降りで時間が伸びる」
「車両の種類によって加速が違う」
「対向列車が遅れて、行き違いの駅で数分停まる」
こういったアクシデントが日常的に起きます。
劇場で上演する演劇も、ナマであることは間違いありませんが、
その瞬間起こり得る環境すべてに身を委ねなければならない
ローカル鉄道演劇は、究極のナマのように感じます。
この公演が孕んでいる特殊なハードルの高さによって、
僕らもあらためて演劇の面白さや難しさを学んだ気がします。

そして、「演劇」と「地域」のコラボレーションの意義深さ。
キャスト・スタッフ・お客さんが会場に大集合しなければならない「演劇」。
考えようによっては、大変不便なエンターテインメント。
ただ、別の考えようによっては、大変奇跡なエンターテインメント。
その「奇跡」をもっと輝かせたい!そう考えた時、
「地域」の魅力とのコラボレーションは、相当な必然性がありました。
2008年、2009年、銚子で学んだことを活かして、
今度は鉄道を用いないスタイルで岐阜県関ケ原にて、
そして地元の墨田区で、学習と実験を繰り返しました。
そして、ローカル鉄道とのコラボレーションも、岐阜県の樽見鉄道、
香川県のことでん、茨城県のひたちなか海浜鉄道と、
次々と新たな挑戦を続けてきました。
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それから10年。僕らは、ふるさとの銚子に戻ります。
そのあいだにすべてが10年の時を刻みました。
同じ人物、同じ場所であっても、10年の時間の蓄積は、
いろいろな変化をもたらしていることと思います。
その変化が作品にどういう影響を与えるのか、今の僕には分かりません。
それに出会うことが、今回の旅の目的なのかも知れません。

このところ、自分のルーツに向き合う出来事が続いています。
自身の核を見つめ、思考を深め、初心とともに新たな挑戦へ向かう。
仲間やお客さんと一緒に、旅を楽しみながら、
ふるさとから多くのことを学びたいと思います。

ジャーナリスト・杉山淳一さんがITmediaビジネスONLINEの記事に取り上げてくださいました!
ぜひ読んでみてください。
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/12/news036.html

公演情報
『銚電スリーナイン~Return to the Roots~』
作・演出 緑川憲仁
会場:銚子電鉄列車内&終点・外川(とかわ)のまち
2018年7月中旬~7月下旬
キャスト ほしあいめみ 高橋茉琴 片山耀将 谷口礼子 千田剛士 榎本悟 ほか
☆続報をおたのしみに!☆

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劇団熱血天使さん『ヒミコ』観劇。 [日々雑録]

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いつでも初めて観る劇団のお芝居はドキドキです。
新百合ヶ丘アルテリオ小劇場、東京の東側の人間にとってはちょっと遠い劇場です。
ということで、せっかくですので、小田急ロマンスカーで。


劇団熱血天使さん公演『ヒミコ』。
先日ご縁があってお会いした菅沼萌恵さんが
中心メンバーとして活躍されている、結成10周年を迎える若手劇団です。
日本の歴史を題材にした作品で、小田原・萩・秋田など、
近年では地方公演も積極的に行なっているようです。
このあたり、シアターキューブリックと近い活動スタイルですね。
ウチの場合は時代モノも、ローカル鉄道演劇も、創作のファンタジーも、
いろんな作品をコロコロと広く浅くやっていますが、
熱血天使さんは、日本の歴史の魅力を伝えるというテーマで、
題材を深く掘り下げて、歴史ファンをも唸らせる中味の濃い歴史作品を創られています。


今回の作品は「邪馬台国」。

作家の視点としては、かなりハードル高いとこ行ったなあという感じです。
だって、史料がほとんどないですもの(笑)
が、たとえ史料が乏しくても、「人の営みがあった」という現代との共通点があります。
まだ公演期間中ですので、詳しいことは書けませんが、
「歴史への畏敬」と「生命への礼賛」を感じる
演出要素盛りだくさんの歴史スペクタクルでした。

またダンス振付ではシアターキューブリックの『誰ガタメノ剣』に出演してくれた
森澤碧音ちゃんが参加していて、ロビーで久々に元気な顔を見られました!
びっくりしたのと、嬉しかったのとで、写真撮り忘れました~。

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▲キャストの菅沼萌恵さんと、終演後ロビーにて。

劇団の中枢メンバーでもある菅沼さんは、今回の作品では原案を担当されていて、
先日お会いした時も、人や時代の深い部分を静かに観察する方だなあと、
まるで昔からの知り合いみたいな気持ちで、とても楽しくお話をさせてもらいました。
そして、僕自身が自分の活動について振り返ることができる貴重な時間を頂きました。
人としての美しいこころも、覆い隠したくなるようなネガティブな部分も、
あらゆる葛藤を万華鏡のように内包した、
泥の中に咲く蓮の花を思わせる素敵な女優さんです。


今回の公演は今週末1/14まで上演しています。ぜひ!
劇団熱血天使さんホームページはこちら
http://kokorozashi-jp.wixsite.com/nekketsutenshi


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今月のお題「今年の一文字」 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日は「キューブリック」の日ということで、
劇団メルマガきゅ~め~るの配信日であり、
この日はメンバーが決められたお題について、それぞれのブログで語ろう!
という日になっています。
もう10年以上続く伝統のコーナー、いいマンネリ感が出てきていますが、
今月は今年最初のメルマガということで、お題はズバリ「今年の一文字」です!
去年もたしかコレでしたね(笑)


2017年の緑川の一文字は「自」でした。

シンプルに、まず「自」分が動く。
その結果は、すべて「自」分の責任によるもの。
年頭のブログを意識していたわけではありませんが、
けっこうこの抱負の通りに生きられた気がします。

そして2018年の緑川の一文字!一瞬で浮かびましたよ!


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待。


この一見、受動的な文字、「待」。
今、僕はこの心境です。
ついにここへ来たか、という感じです。

信長・秀吉・家康の「ほととぎす」の話ではありませんが、
若い頃は、「殺してしまえ」と言わんばかりに我武者羅で向こう見ずでした。
その後、なけなしの手練手管を覚えて「鳴かせてみせよう」になりました。
それが、去年の半ばあたりから、大きな心境の変化が起きました。
それが何によるものなのか、まだ自己分析が出来ていませんが、
今は「鳴くまで待とう」という言葉がよく分かります。


実は、いままで「家康さんは気長に待てる人」なんだなと思っていました。
かなり馬鹿者です。
きっと違うんですよね。

森羅万象、一人だけで完結することなど何ひとつなくて、
周囲のあらゆる現象や、人の気持ちが絡み合った結果、
真実が起きているのであって、
自分が出来るすべての手を尽くしたうえで、最後は「待つ」ということが、
きっと最良の方法なのだろう、という心境です。
徳川家康さんは、きっとそのように生き抜いたのではないでしょうか……。

なんだか自分の言葉じゃないみたいです。
何しろ、ここまで強引に生きてきた40年でしたから。

「待」という行為は、一見受動的で静かなものですが、
待つ前にあらゆる手を尽くす「行動」と一体のものなんだと思います。
仲間と、そして応援してくださっているお客さんと一緒に
最良のストーリーを創るために、行動し、そして「待」とうと思います。


あみんの『待つわ』は、いかにも関係ありそうですけれど、
今回はあまり関係がなさそうです(笑)
いや、ちょっとはあるのかな……?

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2018 年もよろしくお願いします [日々雑録]

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新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
3年にわたる厄年をどうやら無事に終えました。
人は一人で生きられるはずもなく、何事もなく厄年を終えることができたのも、
僕の人生に関わってくださるすべての皆様のおかげでしかありません。
もっと若い頃に、この道理に気づけていれば、もっと違う生き方ができたでしょうに、
けれども、遅まきながらここへ辿りつけた事は、何事にも替えがたい安堵であり喜びです。

「演劇のチカラで街を遊園地に!」というシアターキューブリックの活動理念、
「どこまでも、人が集う幸せを求めて。」というネビュラエクストラサポートの企業理念、
この2つの理念は、僕自身の人生のテーマといっても間違いではありません。
これらの理念が目指すものは、今後の日本にとって、
きっと大切になってくるだろうと感じている「新しい豊かさのかたち」です。
僕も含めて、まさに未知の世界への挑戦です。
進もうとしている道が正しいのか間違っているかなんて、ぜんぜん分かりません。
物があふれた好景気真っただ中の昭和末期に生まれ、
その価値観が崩れ去り、新しい価値観を求めて彷徨う平成時代を生きた僕が、
自身の経験と感覚を総動員して挑む、壮大な作品づくりです。

人と人が響き合うことなくして、先に進むことはできない、この作品づくり。
伝えること、つまり「こころ」と「言葉」を大切に、
小さな石を積み上げるように今年も進んでいきたいと思います。

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