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敵地の桑の実 [日々雑録]

長宗我部元親を描いた司馬遼太郎さんの小説『夏草の賦』のなかにある、
元親が平民に身をやつして敵の領地に乗り込んで、
地形等、合戦に必要な情報を自分の目で確かめに行き、
そのついでに敵地の桑の実を盗み、農民に追われ、
城に戻ってくるというエピソードが大好きで。

作品づくりやあるいは何かの企画の折、
自分は、その題材の地域にやや長めに滞在することが多く、
元親のそのお話と少し似ているなあと。
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作品づくりは、自分との戦いのようなもので、
題材となる地域に、いかに「同化」できるか、
それによって、その作品や企画の深みが変わってくる。


地元の人たちの素顔が覗ける場所、会話が漏れてくる場所。

気がつくと、僕はいつもそういう場所に留まっている。
作品の結果が出るまで、あるいは結果が出た後でも、
そういう、ぐうたらした行動が評価される日は来ないかも知れないけれど、
こういう時間がとても大切だということをあらためて感じた。

いつでもどこか無意識に「桑の実」を探しているのかも知れない。

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これは柿の実。
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導かれるままにゆく [日々雑録]

仕事ならば目標だって立てなきゃならないし、
こうありたい明日の自分の姿を思い浮かべたりするけれど、
それが達成できたことなんて、ほんの僅かだ。
なんか苦しいなあって思う時は、大概、掲げた理想や目標に縛られてるし、
心が軽く感じる時は、見えない何かに導かれて、その日の風に身をゆだねてる。

世の中にはパワースポットと言われる場所がいくつもあるけど、
自分だけのタイミングで、自分だけのパワースポット、というのもきっとあると思う。
近頃、そのタイミングと場所を嗅ぎわけて、そこへ行けるようになってきた。

なぜそのタイミングで、なぜその場所なのか、その時の僕には説明できない。

いつも後になって、「ああ、あのときのあの出来事か…」というように、
因果はずいぶんと時が過ぎてから自分に答えを教えてくれる。

今日も僕は、よく分からない何かに導かれ、心軽やかに歩いている。

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『キラキラ橘商店街 SHOW店街でショー!』閉幕しました! [地元すみだ]

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11月11・12日の2日間にわたってキラキラ橘商店街にて行なわれた、
シアターキューブリックプロデュース『キラキラ橘商店街 SHOW店街でショー!』は、
お天気にも恵まれて、びっくりするほどの大盛況で幕を下ろすことができました。
ご来場くださったみなさん、ありがとうございました!楽しんでいただけましたか!?
僕らみたいな若手劇団が地元自慢の商店街とコラボさせてもらえる幸せはもちろんですが、
その商店街の皆さんや、元気なちびっ子たちの幸せそうな顔をたくさん見ることができて、
何よりもそれが一番の幸せでした。

ふつうの劇場での公演も劇団のメンバーの努力だけで成り立つものではなくて、
多くのスタッフさんや協力してくださる皆さんの労力と知恵をお借りしていますが、
さすがに、ひとつの街を盛り上げるお祭りともなれば、その規模や人数もすごいです。
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墨田区役所や観光協会さんをはじめ、商店街と繋がりの深い大学ゼミの皆さん、
地元の高校、中学校の皆さん、ゆるキャラの皆さん、ミュージシャンの皆さん、
サンバチームの皆さん、お笑いタレントのみなさん、そして商店街の各店主さん、
そしてそして、それらの皆さんを束ねる商店街の事務局長さん。
誰一人欠けても実現できなかった今回のイベント、まさにお芝居と同じです!

6年間継続している帰ってきたキューピッドガールズの活動が基盤となって、
この街とエンターテインメントの親和性が強まってきていることも肌で感じました。
「演劇のチカラで街を遊園地に!」という壮大な夢。着々と進んでいると思います。

劇団なんていうものは本来自己主張の強い人間の集まりなんですが、
街全体を劇場にして、自分たちがやりたいことをしたい放題やれればいい、
なんてことはこれっぽっちも思っていなくて、
どこまでも商店街が主役、お店が主役、この街に訪れる人たちが主役。
今回僕たちがプロデュースしたイベントは、飽くまでも人と人を繋げる接着剤、
あるいは本来の味の魅力を引き立てる調味料のようなものです。
これからも、僕らの仕事である演劇を活用して、
僕らが守りたいと思っている大切な場所の魅力を広めていきたいと思います!
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そして、大変個人的な心境で恐縮ですが、
この街に住んでいてよかったなあと思う瞬間がいっぱいあった2日間でした。

(写真:山村厳さん撮影)
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今月のお題「『SHOW店街でショー!』のオススメプラン☆」 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日は、「9」と「キュー」で、「キューブリックの日」。
劇団メルマガ「きゅ~め~る」の配信日、毎月9日は、
各自が持っているブログで全員が同じお題で記事を書く、という
かれこれ11年も続いている企画なんです。

「演劇のチカラで街を遊園地に!」というテーマで活動を続けるシアターキューブリックが、
地元の有名商店街と組んで今年も2日間のイベントを開催します!
その名も『キラキラ橘☆SHOW店街でショー!』。コテコテのネーミングですね。
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2日間のあいだにあっちこっちで出し物が目白押し!
どれも是非参加して楽しんでほしいと思いますが、
それでも忘れずに絶対に体感してほしいことがあります。

「商店街」の空気を感じてみてください。

商店街って、単に道にお店が並んでいて、馴染みのない人には
「ショッピングモールの個人商店版で屋根がない版」だろ?
って思われそうなのですが、まったく違います。
「モノ」ではなくて「人」が主役の場所なんです。
買い物を通して、お店の人とお客さんがしあわせを渡し合う、そんな場所。
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陽気の話をしたり、お互いの体調を気遣いあったり、
駆けてゆく見知らぬ子供の心配をしたり、時には親みたいに叱ったり。
僕はこんなことが当たり前の墨田区で育ちました。
大人になるにつれ、それが日本全国当たり前ではないことを知って、びっくりして、
そして自分の仕事を活用しながら、
このような人のぬくもりをもっと知ってほしいと思うようになりました。

区外から訪れた人から、よく聞く感想なのですが、
「墨田区の商店の人は、顔がこわい」。
ずっとここで暮らしてきた僕はこれも当たり前だったので、
まったく気づきませんでしたが、言われてみればそうかも知れません。
おそらく、商店街の存在は地域の安全維持の役割も兼ねていて、
地元にとっての「優しくあたたかい目」が、
地元の人ではない方から見ると、「きつい目」になっているのかも知れないです。
観光地の商店街とは違い、地元の人々の生活の場だったりもするので、
一見話しかけづらいかも知れませんが、だいたいの人は気さくです。
この「壁をひとつ越えた感じ」を体感してもらうのも、この街の魅力。

ですが、商店街の空気の感じ方は、みなさんそれぞれです。
「人が主役」の場所ですから、地元の人、地元でない人関係なく、みんな主役です。
自分の街だと思って、自分の家の中をゆくように、ぶらぶらしてみてくださいね!

『キラキラ橘☆SHOW店街でショー!』の特設サイトはこちら!
各イベントの紹介、スケジュール、開催場所などご確認ください!
http://qublic.net/showtengaideshow/

お待ちしておりまーす!

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