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敵地の桑の実 [日々雑録]

長宗我部元親を描いた司馬遼太郎さんの小説『夏草の賦』のなかにある、
元親が平民に身をやつして敵の領地に乗り込んで、
地形等、合戦に必要な情報を自分の目で確かめに行き、
そのついでに敵地の桑の実を盗み、農民に追われ、
城に戻ってくるというエピソードが大好きで。

作品づくりやあるいは何かの企画の折、
自分は、その題材の地域にやや長めに滞在することが多く、
元親のそのお話と少し似ているなあと。
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作品づくりは、自分との戦いのようなもので、
題材となる地域に、いかに「同化」できるか、
それによって、その作品や企画の深みが変わってくる。


地元の人たちの素顔が覗ける場所、会話が漏れてくる場所。

気がつくと、僕はいつもそういう場所に留まっている。
作品の結果が出るまで、あるいは結果が出た後でも、
そういう、ぐうたらした行動が評価される日は来ないかも知れないけれど、
こういう時間がとても大切だということをあらためて感じた。

いつでもどこか無意識に「桑の実」を探しているのかも知れない。

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これは柿の実。
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